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第3回国際シンポ「共同事実確認のこれから」

2014年9月30日の13:00から16:30に、東京大学本郷キャンパス 福武ラーニングシアターにおいて、『「共同事実確認」のこれから:政策形成の実践へと着実に引き継ぐために(Joint Fact-Finding for the Future: Applying lessons to the practice of policy-making)』を開催しました。

共同事実確認の制度化を日本の政策形成の現場で試みる3年間のアクションリサーチをふりかえってみると、私たちのプロジェクトは、政策形成と科学的情報・エビデンスを接続するうえでの、さまざまな課題を経験的に学びました。一方、科学にかかわる公共政策論争を解決したり予防したりするうえで、共同事実確認の思想が大きな役割を果たす可能性を見出しつつあります。 今回の最終ワークショップでは、科学的エビデンスが公共政策の議論において果たす役割に関して、私たちの経験や国際的な最新動向に基づくプレゼンテーションやディスカッションを展開することで、根拠に基づく政策(evidence-based policy)の実践の未来を模索しました。

 

プログラム (発表スライド等をダウンロードできます(PDFアイコンをクリック)):

13:00 – 13:05 開会のご挨拶
松浦正浩 (東京大学公共政策大学院 特任准教授、研究代表者)
Masahiro Matsuura
 

13:05 – 13:15 「RISTEX科学技術イノベーション政策のための科学について」
森田朗(国立社会保障・人口問題研究所 所長、RISTEXプログラム総括)
Akira Morita
 

13:15 – 13:45 「共同事実確認と解決しがたい政策問題」
Joint Fact Finding and the Stubborn Policy Problem      
Peter Adler (Accord 3.0 代表)
Peter Adler
 

13:45 – 14:15 「エビデンスは過去のもの、政策は未来のもの:
構築的TAなどの共同調査の方法」 Evidence is about the past, policy is
about the future: Constructive TA and other ways of joint inquiry
Arie Rip (University of Twente 教授)
Arie Rip
 

14:30 – 15:10 iJFFプロジェクト成果報告
松浦正浩〔プロジェクト紹介、ガイドライン紹介とプロジェクトの反省〕、
馬場健司(東京大学公共政策大学院 客員研究員)
松尾真紀子(同 特任研究員)、
高田百合奈(同 特任研究員)
Kenshi Baba Makiko Matsuo

Yurina Takata
 

15:15 – 16:30 パネルディスカッション
パネリスト: Peter Adler, Arie Rip, 森田朗,
平川秀幸(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 教授)
(議論のまとめ〔松浦正浩〕)  
Hideyuki Hirakawa